どこいった暮らし

ただのはぐれものです。

ただ、内省するだけ

仕事に関して、たいそう悩んだ一年だった

 


特に雪が降る前くらいが本当にいちばんしんどくて、眠れないかと思えば死ぬほど、死にはしないが、一日中寝ていたり、特に朝、心身ともに少しずつ動けなくなっていて、これは久しぶりにまずいかなと思ったりしていた

次に何ができなくなるかというと、本を読んだり映画を見たりする自分の余暇でいちばん心安らぐ時間に全然集中できなくなったりソワソワしたりする、その次に身の回りのこと たとえば服を着替えるとか汚れた食器を片付けるとかそういう無意識に当たり前にきちんとできることが、乱雑になるし面倒になる、頓着がなくなる、こうなるとはた目からみてもダラダラ時間を潰しているようにしか見えなくなってきて、そういうのを許容できる環境にないとますます苦しくなるっていう悪循環になる

まわりも(職場環境だったり、家庭的環境だったり、社会的な地位にいたりっていう立場とかも、私の場合、母親であるとかそういうこともある)内包して、うつ病というのが出来上がっていってしまうのかもしれない

まわりや本人に「なにかおかしいけど、なにがおかしいのかもわからない」みたいな状況に、追い打ちをかけるように

「こんな怠けていたら、生きていけなくなる」

「他人には絶対みせられない」みたいな強迫的なことを思い始めるとさらに具合が悪い

 


私は一度20代の頃にこんなふうになってしまった事があって、「あの時と似ている」と思ったから「嵐が過ぎるのを待つ」みたいな対応がベターだと知っていた、家族の負担は大きいと思いながら

 


そんな時期に、10日くらいの休暇をもらったのが良かったかもしれない

ちなみにその10日は食べて寝てるか、食べないで寝ていないか、のどちらかだった

好きな本や映画はほとんど観られなかった

どうしてもダメだった

 


自分の人生は自分が主役なわけだから、あの時に比べるとこれは壮大な成長だと俯瞰してはみても、その分いろんな視点から考えられるようにもなっていて、いちばん近くの支える人は辛いだろうなと思った

何もできないって事が苦しいし、苦しい状態が続くとつい「自分ならこうする」「自分ならこうは思わない」みたいな気持ちが出てきて、相手を責めて楽になりたくなってくる

そのうちに「なんでわたしが」と思ってきて、優しい人ならそんなふうにも思えなくてよけいつらいんじゃないか、

意味がわからない、理由がない、自分が役に立てないってことを目の当たりにすると、人間はつらいんじゃないか

 


ふと、そう考えていて、仕事においてもそうだと思った

ただ「やらされている」という感覚になると、「やらされていない」人たちに「あなたは?」と言う気持ちになったりしないだろうか?と思ったりした

 


仕事なんだから誰しもが何かをやって対価をもらい、その対価に釣り合いが取れなければつらくなる、さらにそれを続けろと許容されればはらにしんどくなる

チームの利益、会社の利益を出す事がチームの目標だとしても、そのチームでも対価の差があれば自ずとどこかに歪みが出てきて、チーム全体もしんどくなる

 


では歪みはどうやって解消するか?

 


来年は「感情と問題を分離する」ということを前提に動きたいと思った

 

 

 

まずは目標を明確にする

これは会社でいえば「利益」だ、利益を出す、ということは絶対的なルールで揺るがない。どんな立場でも絶対なルールで、可視化しやすい。

次に成果を出すまでのステップと、自分の役割を理解する

自分が課せられた使命を自覚する

上の考えをしっかりキャッチする

 


その上で何が問題かをはっきりさせる

その問題解決のために、助言が欲しければきちんとしたかたちでリアクションをもらえるまで、アタックする

しっかりとエビデンスを用意すること、誰もが「それは問題だ」と認めるようなものだ

圧力の強い上司には、まわりにも動いてもらう事が重要となってくるだろう

 


ステップバイステップでいく

失敗する

向き不向きがあって、不向きなこともやらなきゃならない時がある

それで失敗したとしても、100か0かみたいな評価を自分にくださないこと

なぜ失敗したのかを必ず追求していく

 


楽しむ事、ユーモアを忘れない事、感謝する事

 


今年担当した仕事は楽しかった、とても貴重な体験だったし、まだまだ勉強したかった

夏の始め大きな問題があってそれに対するわたしの姿勢は最悪だった、一緒にやっていくメンバーに子どもみたいな態度をとってしまったし、言動もすごく良くなかった、今思い出してもとても恥ずかしい

ユーモアを忘れないこと、感謝する事、これはわたしが社会人になってからとても大切にしてきた心で、今年はそれさえ失いかけた 最悪だった

今年も大きく、周りの人たちに助けてもらった

だから来年こそ、自分のやり方を取り戻したい

 

 

 

大前提として、相手は自分のように感じないということを肯定的に考えていきたいと思った

だからこそ、対話に意味があるのだし、自分の大きな成長にもつながる

「わたしのこの感情こそ、わたしのこの言っている事がすべて正しい、」というのは傲慢だ

 


来年はこの感情と問題の分離を、楽しむ

自分のものにする

でも、ユーモアと感謝を忘れない

だから、今年はただ内省するだけ

ありがとう、また、よろしくね