どこいった暮らし

ただのはぐれものです。

サンタクロースが死んだ朝に

 

昨日パルコに行ったとき、

頭の中ではシャロンを歌ってた

 

今頃は茶髪と眠ってるだろう、なんて素敵な歌詞なんだろうか

 

俺の青春はいつも寂しくて寒くて、みっとうもなかった

街はすっかりクリスマスになってて、さもしいあの日々を久しぶりに愛しく思えたのだ

夜の札幌の中央バスターミナルはいつでも陰鬱に感じた

きっと、あそこに行ってそう思うのは俺だけじゃないって思ってる

 

これからも、パルコを見上げたら、地下鉄のなまぬるい風とあの音を聴いたら、冬になっていちばん寒い夜に星を見つけたら、

シャロンを歌うんだきっと、そうやってきたずっと

 

チバの言葉は、甘く鋭く優しくてせつなくて虚しくてそして優しく、ひとつひとつ拾い集めていけばひとつの絵になるパズルのピースのように

そしてまるで人間の人生みたいに美しい言葉ばかりだった、

厳しくて寒くてまるで歯が立たないようなこの世界にちりばめられた毎日の、生まれてはすぐ消える、立ち止まって目を凝らさなければならないほどの、しかしそこらに確かにある小さな希望のような言葉ばかりでとにかく、美しかった

想いを伝える、または表現する時、ひとりひとりのやり方があるってことを教えてくれたし、強烈に惹きつけてくれた、

 

心からお礼を言いたい

来世でもまた是非、夢中にさせてくれ

 

Suicaが初めてできた頃、カタカナだけで名前を自由に印字できた時、俺は迷わず「チバユウスケ」にしたんです

 

おやすみなさいチバユウスケ